2009.06.17
マチコ・リポート~プラダを捨てる悪魔~ 
みなっさ~ん、こんにちは☆
わたしドイツ家政婦組合推薦家政婦のマチコよ。
ドイツ人家政婦ってすっごいストイックな響きじゃな~い?
レンジを鏡のようにぴっかぴかに磨き上げ、毎日の窓ガラス拭きも怠らない妥協を許さぬ太腕の婦女・・・。
わたしマチコはそういう土壌で生まれ育ったのよ。
お宅を磨き上げる能力は皆無だけど、現代人の彷徨う魂をお悩み相談で整理整頓(お掃除)し、愛と癒しの灯をともす精神家政婦(うふ☆マチコの造語よ)。
これよ! マチコ、この路線でがんばってみようかと思うの。
ドイツ語にもPutzteufel(掃除魔)って言葉があるんだけど、久しぶりの「マチコは見た!」リポートは、ある魔についてのお話。
突然のお知らせだけど、つよこ先生とわたし20年間住んだベルリンを離れて日本にお引っ越しすることになったの~~
つよこ御殿を引き払う時、センセは涙を呑んで大量の洋服を処分なさったわ。だってウィッグだけでコンテナ1つ借りなくちゃならないお方でしょ? 全部持っていくのはどう考えても無理。
「ゲイ博物館に寄付しようかしら? それとも、オークションにかけるのもいいかも」などと最初は余裕をかましていた先生。そのうち引っ越し日も差し迫り、最終的に赤十字に寄付するという現実的な道をお選びになったわ。
ベルリンの街角にはこんな、お洋服のリサイクル用コンテナがあって、いつでも古着を寄付できるようになっているの。
ベルリンの街角に設置されているお洋服のリサイクル用コンテナ
ブランド品からH&Mまで、メゾンのロゴ入りの大袋を担いで夜な夜なコンテナへと通うつよこ先生の怪しいお姿。
それはまさに「プラダを捨てる悪魔」以外の何者でもなかったわ!
コンテナ上の箇所にお洋服を置いてレバーを回せばお洋服はストンと下に落ちる仕組み。ちなみに、このコンテナはつよこ先生のお洋服に制覇されちゃってレバーが回らなくなっちゃったの・・・
しっかし赤十字のコンテナのお腹に収まったつよこ先生の華麗なお洋服の数々。
お尻のところまで背中が開いたスパンコールのロングドレスや、シンプソンズのマージのように盛り上がった70cmのゴージャスなカツラ。あれはいったいどこのどなたがお召しになるのかしら・・・・
つよこ・フォン・ブランデンブルク
ベルリン在住のライター兼ドラッグクイーン(年齢・性別は不詳)。守備範囲はコスメ、ゴシップ、アート、建築に至るまで幅広い。豊富な人生経験と慈悲の心からつむがれる筆致にファンは多い。

