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つよこ・フォン・ブランデンブルク TSUYOKO VON BRANDENBURG ライター兼ドラッグクイーン

つよこ・フォン・ブランデンブルク TSUYOKO VON BRANDENBURG ライター兼ドラッグクイーン

Helsinkiに来たらCommonにCome on!

出会いと別れをくり返す、セラヴィそれが人生

などとシャンソンっぽい台詞を夕日につぶやいてみるアンニュイなつよこ

取材でお世話になったコーディネーターさんとお別れする時はいつも涙目になるわ。たくさんお話して笑って食べて、日々起こる困難を乗り越えた戦友みたいなもの。取材という非日常がなせる技であって、2週間こんな密な時間を一緒に過ごす人って人生でもあまりないと思うの。

つよこ世界中にそんな素敵なお友達がいるんだけどぉ、フィンランド取材でお世話になった「ま~さま&こ~さま」こと中村夫妻もそのうちのふたり。

外気9度のヘルシンキで風邪を引いて朦朧としながらインタビューするたわたくしの隣で通訳してくれてたま~さまの心配そうな顔、風景撮影の時に誰もいない湖の前に立ってたこ~さまの後ろ姿。記憶の断片がふとした瞬間に飛び出してくるの。

ま~&Co.(ついこう書いちゃうのよね~)の本業は実はショップ経営。プナブオリ地区にある小さいお店Commonには、趣味のいい和の小物がところ狭しと並ぶわ。

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このお店、テキスタイルデザイナーのヨハンナ・グリクセンが「私のヘルシンキのお気に入り」って紹介するぐらいだからセレクトセンスはお墨付き。

こんな風に日本のデザインを伝えながら海外で生きている日本人に会うと思わず胸がツンとしちゃうのよね。それは感覚という目に見えないものを表現することを生業としてきたつよこの半生にオーバラップするからかもしれないわ。


家政婦マチコはみた!フィンランド編①

みなっさ~ん

うふうふうふ♥
お元気かぴら~~~?
つよこセンセとマチコは元気よ♥
いつの間にかすっかり夏よね~~
夏大好き少女マチコの季節到来よ~~!

ただいま絶賛発売中のフィガロ本誌8月号No434北欧特集「北欧、もっと素敵な旅」はチラ見していただけたかぴら?

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今日は、「家政婦マチコは見た!フィンランドを!」シリーズの第一弾。
マチコによる独断と偏見のフィンランド裏ガイド、フィガロの取材の裏話なぞをパンチラしてみようと思うの。

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陶器メーカー「アラビア」のデザイナー、ヘイニがナビする雑貨屋さんページで、彼女がすすめてくれたのが「アーリッカ」。部屋をハッピーにしてくれるポップな木製グッズがとってもチャーミング。

ファクトリーショップを有する本社に伺うと、草間彌生似の優雅な初老のマダムが迎えてくださったわ。なんとその方は創始者カイヤ・アーリッカの娘さんで現オーナーさん!ニコニコしながら撮影の間もずっと付き添ってくださったとってもいい方よ。

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アーリッカのショールームでブツ撮り中のカメラマン、岡部パパ。フィンランド取材ではパパ&ママのコンビだったの(ちなみにつよこセンセ、編集部ではつよママと呼ばれているの)

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撮影の間に退屈したマチコは羊とお遊び。

ちなみに、フィンランド人の人柄のよさ、あったかさについてはドイツのようなサバイバル社会で育ったつよこ先生にとってかなりのカルチャーショックだったみたい。それについてはいつかセンセに語ってもらいましょ。

アーリッカの人気キャラといえば、TONTTU トントゥ

トントゥって何ですの?

つよこセンセのご質問に、オーナーさん一瞬答えを詰まらせた後にパッとした明るい笑顔でおっしゃったのが、

サンタクロースのパーソナルアシスタントみたいなものよ!

その少女のような純真さがなんとも可愛いいの。
で、マチコ トントゥと一緒に記念撮影。

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実はマチコの座っているのは、アーリッカのクリスマスデコレーションでできたドレスの裾。

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ドレスの肩によじ上ったマチコ・・・

ま、つよこセンセのドレスよりはいくぶん地味だけどぉ、アーリッカの本社ならでは製品ね。

そして、アーリッカでマチコがチラ見したのは、これ!

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なんとアーリッカ本社ではテーブルの足までアーリッカ仕様になっている・・・

「マチコ撮影の邪魔よ!」ってつよこ先生に叱られながらも好奇心旺盛のマチコなんだけど、フィンランド取材で一番マチコに反応をみせたのがなんとアーリッカのオーナー女史!

この子はなに?
あなた、お名前は?

ってマチコに興味津々、マチコって名前もすぐに憶えて「マチコ・リポート@アーリッカが出たら絶対に教えてね~~」言ってくれたのよ。

うふ♥マチコ フィンランドにもまた一人VIPファンが増えちゃったわ。


兄弟喧嘩はノンノンノン

うふうふうふ♥
みなっさ~ん、おひさしぶりっ子
家政婦のマチコよ♥うふ~

最近マチコ、フィガロ編集部にちょくちょく寄らせてもらうのよ。
6/20発売号のフィガロ本誌で北欧特集が組まれるんだけどぉ、つよこセンセがフィンランドを担当させていただくことになったからにゃにょ。

つよこセンセが打ち合わせをしてる時、ついたてに座って足をブ~ラブラしていたマチコをみていた副編集者のマイマイの目がキランと光ったわ。
すたすたと歩み寄るやいなやあれやこれやとおしゃれをしてくれたの。
じゃじゃ~ん
本邦初公開マチコのファッションショーよ♥

120425tsuyoko1.jpg シャネルのカメリアを頭にまとったマチコ。カメラ片手に花形編集者気取りよ

120425tsuyoko2.jpg耳たぶがちぎれそう~~~~(イヤリングはマイマイの私物)。
ふぅ、おしゃって大変なのね~~

さてさて、編集部のアイドルと化しているマチコなんだけど、いつも打ち合わせをするテーブルの隣に、別冊編集部(名前こうだったと思うの。間違ってたらごめんね~)というちょっと場末感漂う編集チームがあるの。「わたしたち予算ない貧乏編集部なのよ~」って編集長のうしにょんは言うんだけど、とっても優秀なスタッフがそろってて、Penで好評だった特集の保存版を再編集している、マチコがついつい話かけずにはいられない編集部なの。

その編集部の最新作がこれ

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いまこそ知りたい、イスラム
大好評だったイスラム特集のニューバージョンよ。

突然だけど、アディダスプーマがドイツ製品でもともと同じブランドだったってご存知?
創始者の息子兄弟がけんか別れして「袖を分つ」ことになったんだけど、イスラム教とキリスト教ももともとは同じ神を信じるユダヤ教に起源を発するひとつのもの。ふむふむ、アブラハムの異母兄弟の代、イサクとイシマエル(イスマエル)から袖を分かつことになったのね~

4000年の果てなき紛争や、げに恐ろしきは身内の争い。
みなさん、兄弟姉妹とは絶対に争っちゃダメ子さんよ~~


つよこの相対性理論

最近ペアについてつらつら考えるつよこ

より内的なものとより外的なものがひとつになって働く時にすごい力が発揮されることってあるわよね。

「はいはい!つよこセンセ、マチコ 連れ合いでひとつ思いついたわ!」

「はい、それではマチコさん」

「漫才の、ぼけとつっこみ!」

「・・・・・」

『今いくよくるよ』ファンのマチコが力説するように芸能の名コンビから歴史を塗り替えたペアまで、連れ合いの例は枚挙にいとまがないわ。

プラスとマイナス、光と影、男と女、右と左・・・
この世のすべてのものは連れ合いで存在するわ。お互いに相対性の関係性があってこそ流動の中に力が発生するし、力があってこそ存在できるのではないかぴら。

歴史上のペアでつよこがすごいわ~って思うのが、マルティン・ルター&グーテンベルク。

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左がルタ子、右がグーテンベルク。

マルティン・ルターは16世紀のドイツの宗教改革者。それまでラテン語で書かれ聖職者や知識階級でしか読むことができなかった聖書を、民衆の為にドイツ語に翻訳した偉業で有名にゃにょ。

でもルタ子ルタ雄の翻訳聖書も、グーテンベルクの活版印刷術の発明なしにはノンノンノン。人生を変えるほどの精神性であったとしても人の手に届かないと意味がノンなのよね。

人はなんの為に生きるのかぴら?
という哲学的な答えを様々な書物に求めさすらっていた若き日のつよこ。
それは古典哲学からフランスのポストモダン(現代思想)を経て、仏典との格闘へと進展していったわ。仏典って何千年も前の漢語でしょ。読み解くのがた~いへんなの!
しかしある時、聖書が神様の言葉で、現代の私たちに分かる言語に翻訳されてるって知りショックで思わず叫んだわ。
「神様の言葉がそんな簡単に読めていいの?」

でもぉ、そういった背景にはルタ子&グーテンベルク・コンビの業績があったという訳なのね。

中世の情報伝達の速度を飛躍的に向上させたのがグーテンベルクの印刷システム。そして世紀単位においてそれに匹敵するといわれるのがインターネット。ネットは世界を瞬時にひとつにしてしまったわ。

グーテンベルクがより外的(ハード系)で、ルターがより内的(ソフト系)なペアだとしたら、インターネットはより外的よね。それでは高速伝達の状況が備わった今の時代のネットの内的なペア(世界規模で伝えなければならない情報)っていったいなんなのかぴら?


つよこのお悩み相談室~心の治め方

■お悩み

敬愛するつよこ先生&マチコちゃん、はじめまして
わたし昔から決心したことをやり通せないんです。
ダイエットでも習い事でも、最後まできちんとやれた記憶がありません。
仕事もキャリヤへの野心があるでもなし、かといってこのまま結婚へと逃げ込むにはあまりにも中途半端で、生きている実感がありません。
この状態から抜け出さないとという危機感をひしひし感じています。
どうしたら心を治めることができるのでしょうか?
アドバイスよろしくお願いします。

■theお答え

むむむ
今回の質問は手強いわ。
だってつよこが実践できていないんですもの。
フリーランスであるつよこは自分で自分を管理しなくてはならない身。
でも怠け者つよこにKOをくらっちゃう日も多いの。

心は例えるなら風。
ぜったいやろう!と堅く心に誓っても、あっちへフワフワこっちにフワフワ、いち日に何千回も変わってしまうわ。

舞踊家やアスリート、武道家の中には強靭な精神力を持っている人がいるわね。
印象的だったのがベルリン国立バレエ団のプリンシパル、SHOKO(中村祥子)さんの言葉。

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「バレエは本当に孤独な世界なんです。毎日が自分との闘い。あきらめることも怠けることをも制して、自分を追いつめていかなければならない。つらいけど、極限の状態でどうかんばるかで、その人の道ができてきてしまうんです。」
「周りが、『SHOKOはまだやってるよ』とか、『SHOKOにはバレエしかない』とか、『劇場の外に出てみなよ、バレエだけが世界じゃないよ』とか、囁いているのが聞こえます。でもそれを振り切って、喜んでもらえる舞台を作るために自分の意志を貫くんです。それがなければ今の私はなかったし、それをやめるときが自分がバレエをやめるときだと思います。『SHOKOはできるからもういいでしょう』と言われるけど、それは違うんです。みんなは見ていないかもしないけど、人が帰った後に練習したからそれができるようになったんです」

詳細なインタビューが読みたければこっちを読んでね~

う~む
気合いが入るわね!

バレエのピルエットでも語学の習得でもなんでもそうよね。

1回やってでできなければ10回、20回、100回、1000回、できるまでくり返す。
毎日くり返す。
倒れても起き上がって最後までやる。
それがいつか体質になるまでやってみる。

つまるところ「行う」以外に答えはないわね。
実践したことのみが残るんだもの。

バレエのボーズは完成された美の形だから忠実に行ったとき、本人だけじゃなく観客も清々しほどが気持ちいいのよね。意志の勝利たる快感よね~~

それでは、実践の為にどうしたらいいの?相談者に向けてのつよこのサバイバルアドバイスはこれ!

ひたすら打ちこむ!

つよこがよくやるのは、トイレの中とか机の前とか紙に書いて家中に張っておくこと。つよこ邸には、「愛」とか「忠誠」とか「できる!」って書かれた言葉が呪縛のようにそこらじゅうに貼ってあるの。毎朝トイレに入りながら気合いを入れるラブリーなわたくぴ。
ねじり鉢巻して受験勉強した昭和の精神に似たものがあるわね。

SHOKOさんもおっしゃってるように、外のこと(誘惑)を閉め出して死ぬほどそのことに没頭するのが効果的だと思うわ。
世の中が気になるようだったらノンノンノン。
まだまだ本気ではないということね。

自由意志、その人の心と考え方次第で結果が決まり、日々の行いで人生が左右されるわ。

たとえ聖人やその道を極めた人でも、肉をもってこの世に生まれた人なら条件は同じ。スタート地点は無からの出発だわ。

今日の自分が明日の自分を、10年後の自分を作ると思って諦めずにつよこと一緒にがんばルンバ!


PROFILE
つよこ・フォン・ブランデンブルク

ベルリン在住のライター兼ドラッグクイーン(年齢・性別は不詳)。守備範囲はコスメ、ゴシップ、アート、建築に至るまで幅広い。豊富な人生経験と慈悲の心からつむがれる筆致にファンは多い。