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我思う ゆえに我あり。フロールより愛を込めて  カフェ・ド・フロール ギャルソン  山下哲也

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2009.12.08

マグロ狂騒曲

先週末こんなニュースを見つけてしまった。

" 世界最高峰のフレンチのシェフらが、
絶滅の危機にあるクロマグロ(本マグロ)などを使った魚料理を
レストランのメニューから外す方針を宣言 "

元3つ星シェフでRelais&Chateaux副会長を勤める
Olivier ROELLINGER(オリヴィエ・ローランジェ)の声明や、
DUCASSEやROBUCHONなどの他の有名3つ星シェフらは
すでに数年前から自店のメニューから本マグロを外している事を紹介。

マグロ食べれなくなる〜?!

という事で、翌日21:00(本来は20:00)でFloreをあがってから
サンジェルマン・デ・プレの「築地」に鮨を食べに行ったら、
大将に「今朝のニュース見たんでしょう。」って言われちゃいました。

実は、小さい頃からの魚嫌いで、
東京時代はお鮨も一年に一回食べるか食べないかっていうくらいだったのに、
「築地」さんには月一ぐらいでお世話になっちゃってます。我ながら不思議です。

いつも軽く握ってもらって、

t1.jpg


〆は毎回、これ。

t2.jpg


題して、「テツヤ丼」!(笑)
お品書きにはない「中落ち丼」をいつも頂きます。

Parisでは、他の和食もそうだけど、ちゃんとしたお鮨ってあまり無いなかで
「築地」の存在は頼もしい。
Floreから近い事もあって、よくFloreの常連たちにも会っちゃったりします。
毎回観察に励んじゃうんだけど、客層の9割はフランス人で、
殆ど常連さんみたいだから、雰囲気もあるよ。

Parisでお鮨というのも、結構オツな感じがしませんか?


T3.jpg

こちらは自宅近所で何かとお世話になっている
ビストロLe verre bouteilleの「牛のタルタル」。
フランス人の大好物。

ここのタルタルは他の精肉機で卸してあるものと違い、
ナイフによる手仕事でタルタルにされているので、
大粒で肉の旨みがちゃんと味わえる。

ゴーミヨー誌でParis最優秀ビストロにもなった事もあるLe verre bouteilleは、
他にも鴨のコンフィなんかがメニューにあるオーセンティックなビストロで、
朝まで終夜営業なのが嬉しい。
日本から友達が来た時なんかも、ちょくちょく連れて行ってます。

存在としては、FRANCE vs. JAPON的な「中落ち丼」と「牛のタルタル」、
甲乙つけ難いでしょ?

Parisより、愛をこめて。

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2009.12.08  |  GOURMET

PROFILE

山下哲也

東京生まれ。サルトル、ボーヴォワール、ゲンズブールといった数々のアーティストに愛され続けるパリの6区サンジェルマン・デ・プレにある、世界で最も由緒ある老舗カフェ“カフェ・ド・フロール”のアジア人初のギャルソン。 1885年に“カフェ・ド・フロール”が創業して以来、2005年にフランス人以外でサービスする初めての外国人ギャルソンとなる。2007年には、Newsweek誌で世界が尊敬する日本人100人にも選ばれた。

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