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我思う ゆえに我あり。フロールより愛を込めて  カフェ・ド・フロール ギャルソン  山下哲也

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2010.04.12

志と夢の違い。

引退したジョルジュの後継者として僕がFloreの「メゾン」のギャルソンとなったのが
2005年4月1日。

言わずと知れたエイプリルフール・デー。

フランスは移民国家なのに、
アラブ系、黒人系、中華系など国籍はれっきとした「フランス人」であっても、
FloreがFloreで在るためにギャルソンとして働くことを許されないFlore。

まさに僕自身がエイプリルフールと言ってもいいかもしれませんね。

今年の4月1日は、友人でありお世話になっているNOMOTOさんが手掛ている、
うどんや「国虎屋」のオープニングレセプションにお邪魔させていただきました。

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NOMOTO氏。



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大御所である美容師のMASSATO氏とデザイナーNAKATA RYUZO氏。

僕にとっても祝祭日だったので、いっぱいシャンパーニュを頂きました。

パーティから一週間後の今日4月8日は、
月一でお世話になっているヘアサロン、 SUPERSTARS
髪の毛を切ってもらいました。
日本では代官山にあるSUPERSTARSのParis店です。

Parisが大好きなASAKOさんが「開店しちゃった」と言う美容室。
二ヶ月ほど前にフランス版「ELLE」で特集されたり、パリのセレクトショップ「COLETTE」ともコラボしたりと話題が絶えません。

今日はF1ドライバーの小林可夢偉くんの話をしながらのカットでした。

かつてTOYOTAの育成ドライバーだった可夢偉くんのマネージメントをしていた
僕の大学時代の同級生が、数年前にFloreで可夢偉くんを紹介してくれました。

まだあどけなさの残る彼に最初にかけた言葉が「絶対F1に乗ってね」。

それからはたまにParisの街角で見かけたりしてたのですが、
そんな可夢偉くんとばったり再会したのが二、三ヶ月前のSUPERSTARS。

さすがF1レーサーらしく、すっかり逞しい顔つきになっていて
僕まで嬉しくなりました。

「可夢偉くん、今日本に帰国しているみたいで、成田から直接代官山にカットに行ったんだって。」とASAKOさん。

家に帰ってきてネットで可夢偉くんの今日の記者会見を見ましたが、
F1を「夢」の舞台で終わらせない気概が感じられました。

僕も同じです。

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別にFloreに立つ事が夢じゃなかった。

結局、人は何を為すか、でしかないでしょう。

Parisより、愛を込めて。

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2010.04.12  |  GOURMET

PROFILE

山下哲也

東京生まれ。サルトル、ボーヴォワール、ゲンズブールといった数々のアーティストに愛され続けるパリの6区サンジェルマン・デ・プレにある、世界で最も由緒ある老舗カフェ“カフェ・ド・フロール”のアジア人初のギャルソン。 1885年に“カフェ・ド・フロール”が創業して以来、2005年にフランス人以外でサービスする初めての外国人ギャルソンとなる。2007年には、Newsweek誌で世界が尊敬する日本人100人にも選ばれた。

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