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我思う ゆえに我あり。フロールより愛を込めて  カフェ・ド・フロール ギャルソン  山下哲也

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2010.01.22

au verre (グラスにて)


TetsuyaYamashita2.jpg

我がFloreでは、今週から新たにプルミュエ クリュのセカンドなど
4種のボルドーのプレステージワインをグラスでサービスし始めました。

Floreの伝統(スタイル)として、グラスでの注文においても
必ずお客様のテーブルでボトルからワインをグラスに注いで
サービスする事が決まりなんですが、

TetsuyaYamashita1.jpg


こんなモノが登場です!!!
4種のボルドーのプレステージワインを最適な状態で保つワインセラーで、
ボタン一つできっちり15cl.グラスに注いでくれる優れもの。

という事で、これらのプレステージワインに限り、
既にグラスにワインが満たされた状態で供される。

結構複雑な思いです。
ワインをグラスに注ぐという、ある種儀式的な行為を、
自らの肉体しか信じてはいけないカフェのギャルソンという僕らにとって、
この「ボタン一つで」というのはかなり抵抗がある。

まあ逆に言えば、この方法に違和感を抱かない男にギャルソンは務まらないでしょう。

これは僕が唱える「ギャルソン=アヴァンギャルド説」の一つの具体例なのです。

なんて事はともかく、

このクラスのワインをグラスで楽しめる機会は他では滅多にないから、
Floreにご来店の際はご賞味してみてはいかがですか?

Margaux
2006 Pavillon Rouge
Second Vin du Château Margaux
23€

Saint-Julien
2003 Gruaud Larose
2ème grand Cru Classé
20€

Pessac Léognan
2005 Chapelle Mission Haut Brion
Second Vin du Château La Mission
19€

Moulis
2005 Chasse Spleen
16€

もちろんボトルだったら、「Petrus 1999 Pomerol 2500€」なんていうものも
ありますよ。

個人的には、若かりし頃のボルドー一本遣りからは変わって、
いまはブルゴーニュを偏愛しています。

Parisより、愛を込めて。

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2010.01.22  |  GOURMET

PROFILE

山下哲也

東京生まれ。サルトル、ボーヴォワール、ゲンズブールといった数々のアーティストに愛され続けるパリの6区サンジェルマン・デ・プレにある、世界で最も由緒ある老舗カフェ“カフェ・ド・フロール”のアジア人初のギャルソン。 1885年に“カフェ・ド・フロール”が創業して以来、2005年にフランス人以外でサービスする初めての外国人ギャルソンとなる。2007年には、Newsweek誌で世界が尊敬する日本人100人にも選ばれた。

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