2010.08.16
8月14日 うちのモラン

白いヤマユリが庭のあちらこちらで咲いている。
おとといから昨日あたりにかけて、いっせいラッパを鳴らすように花ひらいた。
ヤマユリの種は山かどこかから飛んできて、雑草のように根づいたものだ。
まだ小さい頃はひょろひょろのニョロニョロでなんだかわからずに抜いてしまっていたが
大家さんのおばあちゃんに「それはヤマユリ。花が咲くまでに2~3年かかりますけどね」と
おしえてもらい、それからは気をつけて残すようにしていた。
ということは、あれから2~3年たったということか。
芽吹いたもののなかでも、うちの庭環境が気に入ったものは
この梅雨の時期に急にぐいぐいと背をのばし
ついに、ぱかっと花を咲かせた。
うえの写真は、ヒバ?の木のしげみから顔をのぞかせるように咲いたヤマユリ。
身長2メートル以上だ。よくぞここまで。
なんだか、こうやって撮ると、ヒバの木が頭に花を飾った怪物のようにも見えてきた。
ほら、ムーミンのおはなしに出てくる淋しい怪物モランみたいだ。
頭に花を飾るのが好きなのはスノークのお嬢さんだったけど。

鈴木るみこ
編集者。出版社勤務を経て渡仏後フリーに。仕事のテーマは、旅と詩と生活と美しいもの。みどりのゆびは授からなかったが、みどりをいじるのは好き。海と山のある町の庭つき一軒家で暮らす。

