2009.11.26
観劇に露天風呂に漆。
1泊2日の能登の旅。
11月2日~3日
能登芸術劇場にて「能登マクベス」を観劇。
2日、PM4:00開演。
会場の席に座ると、ステージでは3人の魔女がアヴァンギャルドな演出で登場。次の瞬間......、「アーッ!!!!」。 ステージ奥の壁が、大きな大きなドアになっていてガーッと開いた。
「エーーーッ!!!」。そこには、雨でしっとりとした森と山の景色。会場からは、全体になだらかな坂道のように見え、森の景色が素晴らしかった。と、そこに馬に乗った騎士達が何十人も山道を下ってきて......。ここのシーンだけでも、もう充分に「能登」まで来た甲斐があった! というほど、感動でした。馬も雨にリアルに濡れていて、騎士の鎧からも水がしたたり...、そして最後のシーン。もうすでに、外は真っ暗。真っ赤なライトと共に、森の中には火が浮かび上がる。お城が燃えているという設定ですが、その美しさときたら...、鳥肌でした!!! 感動しました。
誘って頂いたのは、パパドゥの山田美千代さん。心から感謝します。
その日は、彼女の知人で、漆の塗師である赤木明登さんに紹介してもらった多田屋旅館に宿泊。露天風呂付きの部屋がまるで海の上に浮いているかのような状態でポツンと......。一人で入って海を眺めると、見えるのは水平線と空のみ......。瞑想です!!ありがたい。
次の日は、その赤木さんの紹介で醤油屋の女職人の仕事ぶりを見せて頂いたり、赤木明登さんご本人の工房をのぞかせて頂いたり。 刺激的な能登をたった2日間で体験する事が出来ました。 是非、もう一度、ゆっくり訪れたい、漆をゆっくりと見たいと思いました。
赤木明登さんの作品。
偶然にも、Twiggyの待ち合いスペースの壁に飾ってある"漆"も輪島漆の桐本泰一さんの作品。この時は震災の直後で、輪島の復興を兼ねて、ギャラリー「Kakitubata」でエキシビジョンをやっている時に山口智子さんの紹介で桐本さんと出会い、Twiggyをイメージして作ってもらいました。
桐本泰一さんの作品。砂丘をイメージした作品です。
あれから、2年半。また輪島に縁が出来て、とても嬉しく思いました。日本の伝統である"漆"。まだまだ、ステキに受け継がれるべき堂々の「芸術作品」、赤と黒の伝統はいつも古くて新しい。(トラディショナル+モダン)いつか漆のかんざしあたり、作ってみたいもの......、と夢のひとつも見たくなります。
松浦美穂
Figaroをはじめ各ファッション誌や広告撮影など、サロンワーク以外でも活動している。2003年から5年間AVEDAのアーティスティックディレクターを兼任。現在、長年の夢であったオリジナルプロダクツを開発中。9月発売予定。

