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ストックホルマレ・デイズ

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2009.10.21

老舗カーペット工房の展覧会は、アートと手仕事の競演!

北欧ののんびり夏休みが終わったと思いきや、
気づけばストックホルムではすでに初雪もちらり、
あっという間に冬の気配。

今年90周年を迎えた、
スウェーデンの老舗カーペット織り工房
Märta Måås-Fjetterström(マッタ・モース・フェッテストローム)の記念すべき展覧会が
ストックホルムの市立美術館Liljevalchsで開催中です。

スウェーデンの最高級と言われる、
草木染めの手機織り、柔らかい色合いと手触りのカーペットは
昔から王宮をはじめ、あこがれのリンビングアイテムとして親しまれてきました。

image_db.php1.jpg

マッタは1919年に、近郊に住む手先の器用な女性たちを集めて 織工房を立ち上げ、
この時代の女性としてはかなりの経営手腕を発揮。

北欧の自然のモチーフを抽象的なモチーフに仕立て上げ一躍有名人に。
以来、90年もその信用を損なう事なく織り工房は引き継がれ、
2000年に入ってからはアーティストやデザイナーとのコラボレーションも多く、
今回の展示のために、現在活躍中のデザイナー、
Front、CKRなどの新作がお目見え。
1931年デザインのカーペットを
5組のデザイナーがそれぞれ新解釈するのが出された課題。

image_db-6.php1.jpgオリジナル Bruna Heden 1931

なかでも、相変わらずコンセプチュアルな
Frontは当時の水彩画のスケッチのノートをそのままカーペットに。

Front1.jpgFront

にじむような原画を見事に織物で再現してしまうのは、
いまでも国内のトップクラスの機織り職人の女性たちだからこそ。

mats&ckr.jpg左から、Mats Theselius、CKR

vav1.jpg

会場内には年期の入った織り機も持ち込まれ、
丹念に織り込まれていくプロセスを垣間みる事も出来ます。
会場には圧巻、新旧150枚のカーペットが集まる貴重な展覧会です。

farg1.jpg


Märta flyger igen!
Märta Måås-Fjetterström

会場:Liljevalchs konsthall

会期:2010年1月6日まで
www.märtaflygerigen.se
www.liljevalchs.stockholm.se

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2009.10.21  |  CULTURE

PROFILE

横山いくこ

ストックホルム在住。キュレーター、ライター、コーディネーター(結局わりと何でも屋)。現在、Konstfack国立芸術工芸デザイン大学でエキシビションマネージャーとして展覧会や出版物を作りつつ、フリーランスのキュレーターとしても国内外の美術館やインスティテューションでデザインやアートのプロダクションに関わる。00年よりFigaroをはじめ日本のデザイン、アート、ライフスタイル誌等への寄稿及びコーディネート。08年にクラフト/アート/デザインのリサーチ&プロダクションEditions in Craft、“極小”児童アートブック出版社Tree Fruit Pressを設立。09年2月にスウェーデンの陶芸作家「リサ・ラーソン作品集」(ピエブックス)を共著(柴田隆寛+木寺紀雄/写真)。

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